エシカル消費といえばフェアトレード?

エシカル消費といえばフェアトレード?

人や地球にやさしいエシカル消費に興味をお持ちの方は

"フェアトレード"という言葉をご存知の方も多いと思いますが、

"フェアトレード"ってなんか良いことそうだけど、イマイチよく分からないしとっつきにくい。

そういう方も多数いるのではないでしょうか。

 フェアトレード・・開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「公平・公正な貿易」のこと。

 

現代では本当になんでも安く手に入りますが、

そういった商品の生産背景には、劣悪な労働環境や労働賃金がある可能性があります。

 

正当な賃金が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上に農薬を多用し環境が破壊されていたり、生産者に健康被害が出ていたり。。

そういった事態が起こらないよう、原料の生産から輸入、製造の工程で公平な取引、環境へ配慮がされているものがフェアトレードです。

 

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フェアトレード認証を受けた製品がつけることができるのがこの認証マーク。

国際フェアトレード基準を満たした印です!

このラベルは、農場から製品として出荷されるまで完全に追跡可能であり、コーヒーやバナナなど認証原料100%からなる製品に表示されています。

マークにCOTTONと書いてあればフェアトレードコットン製品。

また白いマークで原料(ナッツやハチミツなど)のフェアトレードを保証するものもあります。

詳しいマークの種類はこちらをご参考ください

 

国際フェアトレード基準は、開発途上国の生産者・労働者の持続可能な開発を促進することを目指しています。

大きく分けると3つの内容に分かれており、具体的には

■経済的基準

最低価格の保証
生産地域の社会発展のための資金「フェアトレード・プレミアム」の支払い
長期的な取引の促進
必要に応じた前払いの保証など

■社会的基準

安全な労働環境
民主的な運営
差別の禁止
児童労働・強制労働の禁止など

■環境的基準

農薬・薬品の使用削減と適正使用
有機栽培の奨励
土壌・水源・生物多様性の保全
遺伝子組み換え品の禁止など

といった基準が設けられており、それをクリアした生産者、トレーダー(輸入組織、製造組織、卸組織)が認証を受けることができます。

 

フェアトレードは労働者に対する対価の公平性を保証するイメージが強いですが、環境への配慮も必要なんです。

 

こちらは製品に対する認証ですが、企業や団体に対する認証もあります。

 

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WFTO(世界フェアトレード連盟 :World Fair Trade Organization)に加盟し、生産者の労働条件、賃金、児童労働、環境などに関する基準を満たしている団体が取得できるマークです。

取得後も、団体の貿易活動が持続可能で、継続的に改善に努めているか、自己評価と相互評価、外部検証が行われています。

 

Lemoではまだフェアトレードアイテムの取り扱いがないですが、

これからもっとフェアトレードアイテムも増やしていきたいと思っています。

 

 

フェアトレード製品は他の商品より割高で手を出しづらいな、ということもあるかもしれません。

ですが、フェアトレードの製品を購入することは、遠い国で貧困に苦しむ人たちや、大量生産の裏で破壊されている環境保全の支援につながります

そう考えると、「物を買う」という行為で微力ながら世界の問題に貢献できることが嬉しくなりますよね。

商品の生産背景、またその商品に支払った対価がどこにつながっていくのか考える、まさにエシカル消費です。

 

途上国で生産されることが多いコーヒー、お茶、カカオ(チョコレート)、果物(バナナ、アボカド、ココナッツ、オレンジなどなど)、ナッツ、スパイス、ハチミツ・・といった食べ物やコットン、生花などは特に要チェックです。

 

できることから、人と地球にやさしい選択を。

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